福井ってどんなところ?福井の観光地やグルメ、エリア別の見どころを一気にご紹介します。
\祝・北陸新幹線福井開業!/
3月16日、北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業しました。日本のほぼ真ん中、金沢と京都に挟まれた「福井」。北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸することで、東京や長野からのアクセスが向上する福井のグルメ、特徴、歴史やエリア別の見どころを一気にご紹介します。
◆北陸新幹線開業による移動時間短縮効果
東京→福井 36分短縮(3時間27分→2時間51分)※乗換不要に
大宮→福井 34分短縮(3時間02分→2時間28分)※乗換不要に
長野→福井 34分短縮(2時間05分→1時間31分)※乗換不要に
ようこそ、福井へ
福井市は福井県の北部に位置する県庁所在地です。
福井駅周辺では、あちこちで恐竜がお出迎え。日本で発掘された恐竜化石の約8割が福井県で見つかっていることから、福井県は「恐竜王国」と呼ばれています。
駅に降り立ったらまず、福井駅周辺の恐竜スポットへ、動く恐竜のモニュメントやトリックアートで記念撮影がオススメです。
福井市は、まちなかから海や山へのアクセスも抜群!越前海岸にはJR福井駅から1時間ほどで到着します。
海に沈む夕日は絶景の一言。越前海岸で水揚げされる新鮮な海の幸は、福井の自慢の一つです。「越前がに」をはじめ、魚介はもちろん、さまざまなグルメを楽しめます。
旅先では、天気や気候が気になるところ。「越前がに」のシーズンである冬は、雨や雪がよく降ります。福井市も県庁所在地としては雪が多く、例年12月末頃から降雪があり、積もりやすいのは1月です。3月には道路上の雪は溶けて過ごしやすくなります。
夏は意外と暑く、8月は35℃超の猛暑日が続くことも。春と秋は過ごしやすく、まさに行楽シーズン。5月は月の半分以上が好天に恵まれます。
11月の日中の平均気温は16℃ですが、朝晩は冷えるので防寒対策をお忘れなく。
絶品グルメで満腹
食の宝庫・福井には、ご当地絶品グルメが目白押し!
福井の風土で豊かに育った食材と、白山水系のきれいな水が福井の食べ物の美味しさの秘密です。地元民が普段から愛してやまない、とっておきの必食グルメをご紹介します。
◆福井グルメの代表格「越前おろしそば」
「越前おろしそば」は、たっぷりの大根おろしと削り節、きざみネギをのせた冷たいおそば。大根おろしのピリッとした辛味が、クセになること間違いなし。
福井では、冬の寒い時期でも冷たいおろしそばを食べるのが定番です。このおろしそばを広めたのは江戸時代初めに今の越前市に領主としてやってきた本田富正と言われていますから、まさに福井を代表するソウルフードです。
食べ方は、「そばに大根おろしとネギ、かつお節をのせてそばつゆをかける」「大根おろしをそばつゆと混ぜ、ネギとかつお節をのせたそばにかける」「大根おろしの絞り汁をそばつゆと混ぜ、ネギとかつお節をのせたそばにかける」の3つが代表的。
提供時間はランチタイムが基本で、各所の蕎麦屋がサラリーマンや家族連れ、地元の人であふれます。朝早くや夜遅くまで営業しているお店もあり、「飲んだ〆にお蕎麦を食べる」なんてことも。気取らずリラックスして食せるのも魅力です。
◆箸が止まらない「ソースカツ丼」
越前おろしそばと並ぶ、福井グルメの代表「ソースカツ丼」。福井で「カツ丼」と言えば、玉子とじではなく、ソースカツ丼が一般的。
ソースカツ丼が名物の有名店をはじめ、ソースカツ丼の専門店もあるほど。そば店では、おろしそばとセットで提供されることも多く、福井の2大グルメを一度に味わえます。飲食店にとどまらず、福井のスーパーの総菜コーナーでもソースカツは定番です。
このソースカツ丼を生み出したのが、福井市の繁華街・片町通りに本店を構える老舗洋食店『ヨーロッパ軒』です。
明治の終わり頃、ヨーロッパ軒からのれん分けした店が増え、他にソースカツ丼を提供する店が広がり、福井を代表するグルメになっていったそう。
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福井名物ソースカツ丼のおすすめの店を観光地別にピックアップ!
福井名物の一つ「ソースカツ丼」。県内では蕎麦屋や食堂、喫茶店などいたるところで食べられる誰もが認めるソウルフードです。その中でも「観光地近くのおすすめソースカツ丼」をピックアップ。お肉やオリジナルソースなど、店ごとのこだわりや特長を深掘りして紹介します。
◆福井の冬に欠かせない「水ようかん」
「水ようかん」といえば夏?いえいえ、福井では冬に食べるんですよ。
毎年11月頃から福井県内の和菓子店などで水ようかんの販売が始まり、スーパーにもさまざまな水ようかんが並びます。買えるのは冬限定というところも多く、まさに、福井の冬になくてはならない和スイーツです。
ではなぜ、福井では寒い冬にあえて冷たい水ようかんを食べるのでしょうか?
諸説ありますが、その昔、丁稚奉公に出た年少者が年末に帰省した際、奉公先から持ち帰った小豆で作ったという説や、奉公先から持ち帰った羊かんを水で伸ばして作り直し、近所に配ったという説などが有力。
練りようかんと違い、水分が多く傷みやすいので、作りたての新鮮なうちに食べるのが一番! 冬に福井を訪れた際は、瑞々しい水ようかんをぜひ味わってみてください。
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「水ようかん」は冬の食べ物?! 福井の水ようかんの美味しさの秘密や、お土産にピッタリのオススメを探してきました。
福井県民の冬のソウルフード「水ようかん」。冬になると、県内200を超える和洋菓子店で水ようかんが販売され、店ごとに異なる味わいやのどごしが楽しまれています。福井ならではのお土産にオススメの、いろいろ食べ比べしたくなる逸品をご紹介します。
自然に飛び込め
季節の変化がはっきりしていて、四季を感じられる福井。駅近くの桜並木は、春にぜひ訪れたい絶景スポット。
さらに、福井は海や山に囲まれているので、車を少し走らせればダイナミックな風景が目の前に広がります。
さぁ、自然に飛び込みましょう!
◆心震える「足羽川(あすわがわ)の桜並木」
『日本さくら名所100選』に選ばれた足羽川の桜並木は、JR福井駅から歩いて10分ほど。福井市を縦断するように流れる足羽川の堤防に、約600本もの桜の木が植えられています。
満開の時期は、まさに「桜のトンネル」になりますよ。例年、3月下旬~4月上旬が見頃で、「ふくい桜まつり」も開催。ライトアップされた桜が楽しめます。
親子で遊ぶ
ファミリーでとことん遊べる福井。海や山の豊かな自然を活かした遊び場はもちろん、天候を気にせず1日中楽しめる「恐竜博物館」や「芝政ワールド」もあります。
夏のプールや海水浴、冬のスキーだけにとどまらない遊び場 福井でとことん遊びましょう。
◆大人気!「恐竜博物館」
ファミリーに大人気の「福井県立恐竜博物館」。北陸新幹線の開業に向けて、2023年の7月にリニューアルもされました。福井駅から車で約1時間ほどの勝山市にあり、直通の「恐竜バス」や夏季限定の「恐竜列車」が人気も利便性もおすすめです。
博物館に入ると、動くティラノサウルスがお出迎え。館内のいたるところに恐竜の全身骨格があり、本当の化石も数多く展示。至近距離で見られるので、まるで恐竜の森に迷い込んだよう。博物館から歩いていける場所で、化石発掘体験もできますよ。
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県立恐竜博物館の予習はこれでバッチリ!リニューアル後の見どころや周辺スポットを含めてご紹介します!
博物館大好き地元ライターが、リニューアルした恐竜博物館の新しい見どころをお知らせします!
リニューアルの見どころや周辺のおすすめスポットや撮影ポイントもご紹介します!
◆遊びの王国「芝政ワールド」
「芝政ワールド」は、福井駅から車で50分ほどの海沿いにある一大テーマパーク。目の前には日本海と天然芝が一面に広がります。
乗り物系アトラクションや脱出・謎解きゲームなどに加えて、夏は日本最大級のリゾートプールがオープン!
約50本もの絶叫スライダーは、子どもも大喜び。天候を気にせず遊べる屋内の「キッズパラダイス」もオススメです。
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子どもと一緒に福井でおでかけ!ファミリーで楽しめる遊び場
家族で旅行するなら、子どもたちが楽しめるスポットは外せません。動物などの生き物にふれられる施設や、水遊びや雪遊び、自然の中で思いっきり楽しめる場所をピックアップしました。
逸品の技に触れる
越前和紙や越前打刃物、越前漆器。福井には国が定める伝統工芸品が7品目もあり、福井が生産する眼鏡の国内シェアは95%以上!
「ものづくり王国・福井」で、逸品の技に触れてみませんか。産地にはミュージアムやショップがあり、工房見学や体験もできます。
◆世界が欲しがる「越前打刃物」
約700年前から続く「越前打刃物」。「二枚広げ」などの職人技で仕上がる包丁は、切れ味と丈夫さに定評があり、国内のみならず海外の有名シェフからも注文が殺到するほど。
デザイン性に優れたカスタムナイフも人気です。越前打刃物を深く知るには「越前千代鶴の館」「越前打刃物会館」「タケフナイフビレッジ」へ。工房見学や包丁の制作体験もできます。
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タケフナイフビレッジに潜入取材!職人たちのものづくり精神に触れてきました。
福井県越前市にある「タケフナイフビレッジ」は、鍛冶や研ぎ職人の作業風景を無料で見学できる施設です。2020年には新館もオープン。ナイフや包丁・鎌などの刃物を現地価格で購入できるほか、包丁の常設展示室がSNSでも話題沸騰中なのだとか。
そんな越前打刃物の歴史を受け継ぐタケフナイフビレッジさんを市民ライターが徹底取材してきました。
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福井の伝統工芸品はここで!手に取ってじっくり選べ、制作体験もできるショップや施設をご紹介します。
福井には何百年と受け継がれる越前漆器や越前和紙、若狭めのう細工などの伝統工芸をはじめ、眼鏡などの地場産業が息づいています。職人の技や想いを映した工芸品をぜひ福井のお土産に。手に取ってお買い物や制作体験ができる店や施設をご紹介します。
歴史に溶け込む
福井は、時代ごとに歴史の主要な舞台となってきました。
戦国時代の城下町を今に伝える遺跡や、江戸時代から現存する天守のお城、770年以上の歴史を誇る永平寺、かつての藩主と同じ目線で眺める庭園で、歴史に溶け込んでみませんか。
◆戦国に思いをはせる「一乗谷朝倉氏遺跡」
福井市の「一乗谷朝倉氏遺跡」は、戦国大名の朝倉氏が103年間支配した城下町跡が、ほぼ完全なかたちで残されています。
国の三重指定「特別史跡」「特別名勝」「重要文化財」を受けたのも納得のスケールで、その貴重な遺跡を自由に散策できます。当時の建物を再現した「復元町並」や「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」で、楽しい歴史散策を。
◆曹洞宗の大本山「永平寺」
永平寺町にある曹洞宗の大本山「永平寺」は、福井が誇るお寺です。道元禅師によって禅の修行道場として開かれました。
参道の脇を覆う美しい苔や、老杉木立も見どころの一つ。境内には70を超える諸堂があり、「傘松閣(さんしょうかく)」で230枚の天井絵は圧巻です。
僧侶が修行する「七堂伽藍」は回廊でつながっており、景色を楽しみながらゆっくり巡るのがオススメです。
◆歴代藩主が愛した「養浩館庭園」
JR福井駅から徒歩10分ほどのまちなかに佇む「養浩館庭園(ようこうかんていえん)」。数寄屋造りの屋敷と四季の表情が豊かな庭園があり、福井藩主松平家の別邸として江戸時代につくられました。
名付けたのは幕末の名君・松平春嶽(まつだいらしゅんがく)。屋敷は見るだけでなく、中に入ることができます。
かつての藩主と同じように、大きな池を中心に広がる庭園を眺めながら優雅なひと時を。
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バス一本でラクラクお出かけ! 福井駅と人気観光スポットを結ぶ直通バスを詳しくご紹介。
福井県を効率よく観光したいけれど、車の運転は慣れていないし、電車やバスの乗り換えも調べるのが大変。そんなときに便利なのが観光地までの直通バスです。JR福井駅から人気の観光地4カ所に行ける直通バスの料金や運行情報、停留所近辺でしか食べられない・買えないグルメやスイーツをご紹介します。
エリア別の魅力
旅の拠点に便利な福井駅周辺、絶景スポットと温泉街、いにしえの遺跡や寺院、恐竜博物館や“天空の城”、絶景と美食の越前海岸、世界に誇るものづくりの街。
福井の各エリアの主な観光スポットをご紹介します。
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越前海岸の楽しみ方ガイド!観光地、体験、グルメ、旅館のおすすめスポットをご紹介!
福井駅中心部から車で約45分ほどの距離にある「越前海岸」には、絶景や海の幸、様々な体験スポットなど魅力であふれています。そんな「越前海岸」の立ち寄りどころやおすすめスポットを紹介します。
まとめ
- ・北陸新幹線の金沢~敦賀延伸で、東京、大宮、長野などからのアクセスが約30分早く、乗換も不要に
- ・四季折々の自然や、豊かな自然と水が育んだ美味しい食が福井の魅力
- ・戦国、幕末の遺構、恐竜王国福井が誇る恐竜博物館、伝統工芸の数々、悠久の歴史と文化を感じて
- ・春と秋が観光のトップシーズン、夏と冬は、海水浴やスキーなどのアクティビティが楽しめます
西方には美しい日本海を望み、東方は緑豊かな山間地が広がる、四季折々の自然を感じることができるまち福井。
観光にお越しの際は、悠久の歴史を感じられる観光スポットと豊かな自然と水が育んだ美味しい食をゆったりとお楽しみください。