福井市観光公式サイト【福いろ】

ボルガライスは、福井県越前市で30年以上前から食べられているソウルフード。「見た目が火山（ボルケーノ）をイメージさせる」「ロシアの卵料理ボルガにちなんだ」など、名前の由来や発祥には諸説ある謎多きメニューですが、地元の小学校の給食にも登場し幅広い世代に愛されています。

ボルガライス普及の仕掛人であり、日本一ボルガライスに精通している、日本ボルガラー協会会長「ボルガチョフ」こと波多野翼さんは、「何といってもバラエティーの豊かさが魅力です！」と熱く語ります。

今回は、地元福井人イチオシのボルガライスの名店をピックアップ。

昔ながらの味付けからアレンジを加えたものまで、十人十色なボルガライスをご紹介します！

発祥店で食べられる、王道の味を召し上がれ

70年代アメリカンポップな雰囲気のレストラン「ジャムハウス」は、ボルガライス発祥店の一つとされています。「ボルガライス（税込840円）」は、もともとは常連しか知らない裏メニュー的な一皿でしたが、口コミで評判となり、今や幅広い年代から愛される定番メニューになりました。脂身の少ない豚ロースを使ったカツとさっぱりとしたケチャップライスの、食べやすくバランスのとれた王道の味をぜひ発祥の店でお召し上がりください。

ボリューム満点のガッツリ系

創業35年、レトロな雰囲気の「リスボン･エイト」で提供している「ボルガライス(税込1,000円)」は、一般的な量の1.5倍ほどもある驚きのボリューム。濃厚なソースが揚げたてサクサクのカツと半熟の玉子によく絡まり、鶏肉や玉ねぎ、グリンピースなどがゴロゴロ入ったチキンライスとの相性も抜群で、絶妙なバランスの味わいを楽しめます。通常サイズの「ボルガライス(小)(税込900円)」もあります。

和の雰囲気が漂う、2種類ソースのボルガ釜めし

カフェのようにゆったりとくつろげる店内が特徴の「越前そばと珈琲 HAMA庵」。「越前ボルガ釜めし（税込1,628円）」は、店仕込み濃厚白だしとバターで炊いた優しい味のご飯を包むようにトロトロの半熟玉子と厚めのロースカツがのった、和と洋の融合が楽しいボルガライスです。後がけのソースはトマトとデミグラスの２種類あり、味の変化を楽しめます。福井名物を存分に味わえる「おろしそば付ランチセット（税込1,980円）」も。

あっさりで食べやすい、自家製ケチャップのチキンライス

「レストラン＆パティスリー マイルイ」はケーキショップを併設したアットホームな洋食レストラン。「ボルガライス（税込1,320円）」は、南越前町産のお米で作られた具だくさんのチキンライスを、越前市産の新鮮な大たまご２個を使って包み、ふわふわ食感に仕上げています。あっさりした味付の自家製ケチャップのおかげで、揚げ物が重たく感じる方も挑戦しやすいです。

だしが決め手。和風の変わり種ボルガ

越前市にある武生中央公園からほど近い、「越前めん処 江戸屋」の「和風ボルガライス(税込1,000円)」は一風変わったアレンジが自慢です。刻んだ焼きちくわを具材とし、みそとごまをブレンドしたソースで混ぜ合わせたライスの上に、和風出汁を効かせた出し巻き風玉子がどっしり。サイズはミニ(150g)から最大5人前のデカ盛までさまざまに選べます。

ボルガライスのメッカ、武生エリアのオススメ店を紹介しました！

ここからは、武生エリア以外のボルガライスを食べられるお店を紹介します。

ひき肉とライスがマッチする、観光物産館のボルガライス

JR福井駅に隣接した、ハピリン2階、福井市観光物産館 福福館内にある「郷土料理・お食事処 福福茶屋」。福井の郷土料理や地酒がずらりと並ぶこの店で、2022年秋にメニューに加わったのが「ボルガライス(税込968円)」。ケチャップの酸味と具材の挽肉の甘味がマッチするケチャップライスを、半熟に焼いたトロトロの玉子が包み込みます。デミグラスソースをよく絡めて至高のひとくちを楽しんで。

多彩なボルガライスに心が躍る

スタンダードから変わり種まで、さまざまなボルガライスが揃う「定食の店 てっぺい」。昔ながらの「クラシックボルガライス(税込1,000円)」は、ケチャップととんかつソースを合わせた濃厚な味が特長。「ビーフカツボルガライス(税込1,300円)」は、噛むほどにジューシーな肉汁溢れるビーフカツに甘めのデミグラスソースがまろやかにマッチします。ほかに「ミラノ風ボルガライス(税込1,200円)」や「ブタヒレのボルガライス(税込1,000円)」などもおすすめ。

なぜか食べられてしまう迫力のボルガ

洋館風の建物が目印の「カフェ･レストラン オレンジ」は、ボリューム満点のメニューが豊富に揃います。「ボルガライス(税込1,370円)」は、大皿いっぱいのオムライスに、トンカツ定食としても十分な分厚いロースカツがのります。注文を聞いてから揚げられるカツは、さっぱりしていて女性でもペロリと平らげるそう。夜も全メニュー同じ料金で食べられるので、東尋坊やあわら温泉で遊んだ後のお食事にもピッタリです。

”醤油カツ丼”発祥店の「ボルガライス」

「お食事処しもむら」は、大野市のご当地グルメ”醤油カツ丼”発祥の店。

「ミニサラダ付きボルガライス（税込1,080円）」は、サクサクでジューシーなカツに、中華スープを加えたオリジナルソースがかかり、その酸味がふわふわのたまごのコクを引き立てます。福井らしいメニュー「ボルガライスとおろしそばのセット（税込1,480円）」も人気。大野城を堪能した後は、福井名物が揃ったお食事処しもむらでランチはいかがでしょうか。

◇ボル菓（税込162円）

ボルガライスの風味を再現した「おかき」。ケチャップとデミグラスソースの香りと、サクサクとした軽い食感がクセになるおいしさです。

【このお土産が買えるお店は下記のとおり 】

◇どこでもボルガライス（税込990円）

押し寿司タイプのボルガライス。デミグラスソースが染みこんだカツとオムライスが一口サイズにカットされ、移動中でも食べやすい一品。6貫入り。

【このお土産が買えるお店は下記のとおり 】

※両SAは一般道からアクセス可能です

いかがでしたか？

ボルガチョフ波多野さんいわく、「ボルガライスは、お店のマスターや地元の人と会話のきっかけにもなる」とのこと。

越前市から、どんどんと広がっていくボルガライスを味わいながら、地元福井の人との交流も楽しんでくださいね。