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福井県民なら御贔屓の1軒や2軒はあり。 また食べたくなる「越前おろしそば」。

更新日時: 2021/07/20(火)

福井は全国有数のそばどころです。白くて細いのどごしが良い更科そばではなく、黒っぽくてやや太めの田舎そばが大半で、大根おろしとダシで味わいます。ソースカツ丼と並ぶソウルフードの「越前おろしそば」。婚礼料理やコース料理の〆、飲んだ後の〆などライフスタルの様々なシーンに登場し、福井県民ならば大体が御贔屓のお店を持っています

越前おろしそばという名前は、昭和22年(1947年)、昭和天皇が来県された際に2杯ものおろしそばを召し上がられ、後年、「あの越前のそば…」と懐かしんだことに由来しています。地域や飲食店によって異なりますが、一般的な食べ方は3通り。

❶ダシと大根おろしを別々にして、そばにかける

❷ダシに大根おろしを入れて、そばにかける

❸ダシに大根おろしの汁だけを入れて、そばにかける

そばの旨味と栄養をたっぷり含んだ「そば湯」もお忘れなく。そば湯だけでも良し、食べ終わった後のダシとともに味わうのも良し。

1杯の量はそれほど多くないので、店舗ごとの食べ方や味、特徴を比べるそば店巡りはおすすめです。さっぱりとした味わいで、なぜかまた食べたくなるのが「越前おろしそば」です。

 

美味しさの秘密は、在来種の多さとゆっくりていねいな石臼引きでの製粉。

 

福井のそばの歴史は深く1471年(文明3年)まで遡ります。一乗谷を拠点とした戦国大名 朝倉孝景が、短期間(約75日間)で収穫できるそばを籠城用食糧としたことが始まりと言われています。

当時は、お湯で練ったそばがきやそばだんごが主流でしたが、1601年(慶長6年)に本多富正公が府中(現越前市)赴任時にそば師を伴っていたことから麺状の「そばきり」が登場し、それに大根おろしを添える食べ方が広まり、それが現代まで続いています。

そばの実(玄そば)も、他地域とは異なります。

福井県内には、昔から特定の地域で栽培が続けられてきた“在来種”がいくつも残っています。各地域の気候や土壌を生かしながら栽培された在来種は、小粒ながら味が濃く、香り高いと定評があります。

さらに福井の玄そばは、そのほとんどが石臼挽きで製粉されます。甘皮すべてを低速で練るように挽いていく方法(挽きぐるみ)なので、香りはもちろん粘りのあるそば粉に仕上がります。在来種を石臼挽きにするからこそ、他地域にはない美味しさとなるのです。

 

福井はそば打ちの「聖地」。自分で打った蕎麦を食べられる体験施設も多数あり。

越前おろしそばの美味しさを実感した後は、そば打ちも体験してみてください。

福井ではそば打ちも盛んで、愛好者も多く平成8年(1996年)からは「全日本素人そば打ち名人大会」を実施している、そば打ちの聖地でもあります。そば打ち体験ができる施設も多数あり、初心者でも安心です。打ち立て、茹で立てを大根おろしと一緒に味わえば、越前おろしそばの虜になること間違いなしです。

また、お餅も大好きの福井ならではの、「揚げおろしそば」や「おろしもちそば」など、変わりダネのおそばもあります。色々なおそばを楽しめるのも、そば王国福井ならではです。

 

▶ふくいのそばについてさらに調べるならこちら

福井県のそば情報サイト「ふくい そばOnline」(外部サイト)