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福井に来たら絶対食べたい 越前おろしそばと並ぶ福井グルメツートップ、ソースカツ丼!

更新日時: 2021/07/20(火)

カツ丼と言えば、玉子とじをイメージする方が多いかもしれませんが、福井(市)では家庭でも飲食店でもソースが一般的であり、スーパーの総菜コーナーにもソースカツが並ぶほど、お馴染みのメニューとして親しまれています。

そんな「ソースカツ丼」は、薄くスライスされた豚肉をきめ細かいパン粉でカラッと揚げ、熱々のうちにソースに絡め、ソースをかけた、これまた熱々ご飯の上にのせた料理です。材料も作り方も見た目もシンプルですが、その味わいは一度食べたら忘れられないほど奥深くて、また食べたくなる県民のソウルフード。今では越前おろしそばと並ぶ福井のグルメのツートップとして君臨しています。

 


始まりは1軒の洋食店のドイツ仕込みのウスターソースから

ソースカツ丼の歴史が始まったのは大正時代のことです。現在も老舗洋食店として営業を続ける『ヨーロッパ軒』の初代、高畠増太郎さんが考案しました

高畠さんがドイツでの数年間の料理修行を終え、帰国したのが明治45年のこと。ドイツ仕込みのウスターソースを日本人に合うようにと創意工夫し、翌大正2年に東京で開催された料理発表会で初披露されたのがソースカツ丼でした。その後、高畠さんが福井へ帰省し、その味が現在までしっかりと受け継がれています。

 

味の決め手となるのが、ドイツ仕込みのウスターソースです。その味は甘みと酸味が絶妙なバランスで、薄くスライスされたトンカツにもしっとり染み込み、ほんのり甘い豚肉との相性も抜群です。もちろん、ソースとご飯との相性も言わずもがな。

トンカツも特徴的です。一般的にトンカツと言えば分厚さが称賛されがちですが、福井のソースカツは薄くて柔らかく、箸でも切れるほど。その薄さの中に豚肉の甘さとソースがしっかり染み込んでいます。ヨーロッパ軒のカツ丼は丼ぶりの蓋からはみ出るほどのボリューム。数枚あるカツは、丼ぶりの蓋の上に1~2枚待機させながら食べる福井市民です。

ソースカツ丼は県内のヨーロッパ軒はもちろんのこと、さまざまな飲食店に広がっていきました。

 ヨーロッパ軒 総本店

 

福井ではカツ丼をオーダーすると、運ばれてくるのは「ソースカツ丼」!

県内の飲食店ではソースカツ丼は必須のベーシックメニューで、「カツ丼」はソースカツ丼のことを言いますので、玉子とじを希望される場合は、「玉子カツ丼」と注文してくださいね。

ソースカツ丼は飲食店だけではなく、スーパーやお弁当店などでも販売されており、ソースカツ丼用のソースやカツの冷凍商品まであり、ご自宅で福井のソースカツ丼を味わっていただけます

この他、ソースならぬ“醤油”カツ丼も福井県内には存在しています。大野市の老舗醤油店がカツ丼用醤油の開発を始め、平成22年(2010年)に同市飲食店から提供が始まりました。現在、県内全域に醤油カツ丼の提供店も増加中です。大根おろしがのったさっぱりとした味で、ソースとはまた違った味わいがありますので、ソースと醤油、両方の食べ比べもお楽しみください。

ヨーロッパ軒総本店のソースカツ丼

大野市の老舗醤油店が考案したローカルグルメ「醤油カツ丼」