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大河ドラマ『麒麟がくる』にも登場! 日本のポンペイと呼ばれる全国有数の貴重な遺跡、【一乗谷朝倉氏遺跡】とは?

更新日時: 2021/04/01(木)

国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受け、日本遺産でもある日本有数のスポットが一乗谷朝倉氏遺跡です。

遺跡全体が東京ドーム約60個分の約278haと広大で、全国で唯一中世時代の都市がそのまま残された“中世遺跡都市”です

2020年 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公、明智光秀が窮地に陥った時の受け入れ先で、朝倉義景から5代約100年間、越前を支配しました。特徴的なのは戦国時代にありながら、戦うことよりも京とのつながりも深かったことから文化的なことにも造詣が深く、一乗谷文化として開花させ、農業や水産業、手工業など諸産業の発展に尽力したことです。

当時の人口は1万人以上、街は整備され越前の中心地として栄華を極めました。しかしながら世は戦国時代。5代義景の代に戦いに敗れ、織田信長の軍勢によって火を放たれ滅亡。それから約400年、主を失ったこの地は田畑の下に埋もれてしまいます。

再びこの栄華の地が日の目を見たのは、昭和42年(1967年)から始まった発掘調査。調査では、戦国時代の暮らしぶりがわかる膨大な物や資料が出土。武家屋敷や寺院、町屋、職人屋敷、道路に至るまで、当時の町並みまでもほぼ完全な状態で発掘されたことから、日本のポンぺイと呼ばれています

 

 

原寸で復元された復原町並みでタイムスリップ、特別名勝の4つの庭園は必見。

一乗谷の城下町全体が見どころですが、復原町並や特別名勝の4つの庭園(朝倉館跡庭園・湯殿跡庭園・諏訪館跡庭園・南陽寺跡庭園)は必見です。東西南北30mの敷地に復原された復原町並では当時の武家屋敷や城下町の様子が垣間見ることができます。戦国時代らしくメイン通りにはある仕掛けもなされています。また、建物や町並みだけでなく、遺跡全体の四季折々の風景も魅力の一つで、フォトスポットとしても人気です。

 

 

唐門周辺の桜や新緑、紅葉、雪景色など昔から変わらない風景の中に、往時の賑わいや華やかさ、そして寂寥感も感じることができます。遺跡全体をのんびり散策しながら、タイムスリップした気分を味わってみてください

復原町並の中では着付け体験ができ、当時の武士や庶民にもなりきった散策も可能です。

 

ソフトバンクのCMにも登場。実は一乗谷は白い犬のお父さんの故郷。

この一乗谷朝倉氏遺跡と一乗谷地区はソフトバンクのCMにも登場白い犬のお父さんの故郷として4年に渡りさまざなシリーズが放映され、復原町並や庭園下の遊歩道などが撮影されています。その他にも「旅への贈り物明日へ」など映画にも登場。ロケ地巡りとしても楽しめます。

また、近隣には福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館があり、約500点もの出土資料や文献などが展示されています。また、2022年には一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)が完成予定です。博物館には、当時の街並みや人々の営みを再現した巨大ジオラマの設置や朝倉館の原寸再現、当時の行事体験などが予定されています。

この他、桜の時期のライトアップや、毎年8月の「越前朝倉戦国まつり」「越前朝倉戦国まつり」が好評です。火縄銃の砲煙を見られる他、「越前朝倉万灯夜」では1万5000個以上のもキャンドルの灯りが作り出す幻想的な雰囲気を体感することもできます。