福井市半日散策コース「福井城址周辺定番スポットめぐり」
福井駅からスタート、約2時間のお散歩気分で定番コースを楽しめるコース。福井の歴史を知る上で重要なスポットに加え、人気の養浩館庭園も巡ります。特に桜の時期は、福井城址やさくら通りの桜が美しく、お花見気分で散策できます。
より詳しく福井の歴史や文化について知りたい方には、福井市観光協会が実施している「まちなか定時ガイド」もおすすめです。
- 所要時間
- 日帰り(3~6時間)
- 交通手段
- 徒歩
【Check!】福井城重ね捺し御城印スタンプラリー
このモデルコースで5スポットを全て巡れます
福井城周辺で開催している「福井城重ね捺し御城印スタンプラリー」は、このモデルコースでスタンプ設置の5スポットを全て巡ることができます。最初に訪れる柴田神社で専用台紙(300円)を購入して、スタンプを重ね捺しすることで御城印としてお持ち帰りいただけます。
旅の思い出にもなりますので、是非合わせて巡ってみてくださいね。
- 住所
- 福井城周辺
- 電話番号
- 0776-43-3004
- 営業時間
- 概ね 9:00~17:00
スポットごとに営業時間は異なります。 - 休業日
- スポットにより異なります。
恐竜広場
恐竜王国福井の玄関口
JR福井駅西口にある広場。 福井県で生息していた「フクイラプトル」「フクイサウルス」「フクイティタン」が、動くモニュメントとして、駅舎壁面には「トリックアート」も あり来県者にとっての撮影スポットになっている。
- 住所
- 中央1丁目
- 電話番号
- 0776-20-5454
柴田神社(北庄城址)
猛将:柴田勝家、信長の妹:お市の最後の地
戦国武将、柴田勝家は織田信長から49万石を与えられ、数年の歳月をかけて居城である北庄城(きたのしょうじょう)を築いたと言われています。城を訪れたスペインの宣教師、ルイス・フロイスは九重の天守などを見て、その壮大さに感嘆しています。天正11年(1583)、対立した豊臣秀吉の軍に攻められた勝家は、自ら城に火を放ち、妻で織田信長の妹のお市や一族とともに壮絶な最後を遂げました。同時に城もわずか8年という短い命をとじたのです。
現在、北庄城の跡には柴田神社が建ち、柴田勝家公とその妻お市の方を御祀りしています。境内には、柴田勝家公、お市の方、そしてお市の娘三人の姫の像があり、併設する北の庄城址資料館では、北庄城の遺物や鬼瓦、勝家の時代に造られた半石半木の奇矯「九十九橋」に使われたという石柱、九頭竜川に掛けられた舟橋をつないだ鉄鎖などが保存されています。
柴田勝家・お市の墓所もここから徒歩圏内(約1km)にある西光寺にあります。
- 住所
- 中央1-21-17
- 電話番号
- 柴田神社 0776-23-0849
- 営業時間
- 見学自由
北の庄城址資料館/午前9時~午後5時 - 休業日
- 無
明道館跡
福井藩の学校があった地
福井藩主松平春嶽が日本を背負って立てるような人間を育て上げる目的で安政2年(1855)に建てた藩の学校です。
安政4年(1857)1月に橋本左内が学監心得(今でいう校長)に任ぜられ、明道館の改革が始まりました。橋本左内は福井城下4箇所に子供たちのための塾と武芸の稽古所をつくり、藩内の道場を全て明道館に併合。また法律学校を新設し、欧米の優れた学問を広く学ばせようと進めました。
明治2年(1869)には、場所を福井城内に移転し、名前も「明新館」と改めます。その後、旧制福井中学校、福井尋常中学校、そして現在の福井県立藤島高校へとつながっています。
現在は、明道館のあった跡地、ビルの片隅に小さな石碑が建っています。
- 住所
- 大手3-4-1
- 営業時間
- 見学自由
佐佳枝廼社
徳川家康公、松平秀康公、松平春嶽公をお祀りする神社
福井市中心地にあり、寛永5年(1628年)、福井城内に鎮守として東照宮(徳川家康)を祀ったことに始まります。明治6年(1873年)に福井藩祖である松平秀康の偉業を称え祀るにあたり、松平春獄公が「福井が栄えるように」という願いを込めて「佐佳枝廼社(さかえのやしろ)」と命名されました。その後、戦災や福井地震によって焼失してしまいましたが、京都市下鴨にある三井家祖霊社を譲り受け、昭和24年(1949年)に移築移転し拝殿としました。
- 住所
- 大手3-12-3
- 電話番号
- 0776-27-2754
- 営業時間
- 見学自由
- 休業日
- 無
福井市中央公園
週末にはイベントも開催される市民の憩いの場。
福井市中央公園は、福井市の中心部に位置し、福井城跡の旧西三ノ丸、西二ノ丸の位置に公園として整備されています。
西三ノ丸には藩主の住居でもある「御座所(ござしょ)」が設置されていました。御座所のあった場所の輪郭は御影石と笏谷石でわかるようになっているので確認してみましょう。
公園内には、掘割広場、ビジターセンター、トイレなどがある他、開放的な広い芝生では市民主催のイベントが定期的に開催されています。
最大のイベントは、夏に開催されている都市型野外フェスの「ワンパークフェスティバル」。福井市民に親しまれる空間です。
- 住所
- 大手3丁目
- 電話番号
- 0776-20-5460
- 営業時間
- 見学自由
御廊下橋(おろうかばし)
御座所から本丸へ、藩主が登城に使った橋
御廊下橋は、福井城本丸の西側に架かっている橋です。
過去藩主は御座所と呼ばれる現在の福井市中央公園にあった居住施設に住んでいたので、この橋を渡って登城していました。
現在の橋は、明治初期の写真をもとに復元されたもので、全国的にも珍しい屋根付きの橋となっています。
福井城山里口御門
福井城本丸の西側を守る門
山里口御門は、「廊下橋御門(ろうかばしごもん)」や「天守台下門(てんしゅだいしたもん)」とも呼ばれていた福井城本丸の西側を守る枡形門(ますがたもん)です。
江戸初期から本丸の西につながる西二の丸には松林があり、山里丸と呼ばれていました。山里口御門は、この山里丸から本丸への入口の門として、築城当時に造られました。寛文9年(1669)の大火で天守などとともに焼失しますが、その後再建されました。
2階部分に櫓(長屋状の建物)が載る櫓門(やぐらもん)、2本の柱とその上部を連結する冠木(かぶき)で屋根を支える構造の棟門(むなもん)、そしてこれら2つの門とともに枡形を形成する石垣上の土塀を復元しました。
- 住所
- 大手3-17
- 電話番号
- 福井県総合政策部交通まちづくり課 TEL0776-20-0724
- 営業時間
- 7:00~18:00
(ただし、荒天時には臨時に休館することがあります)
福井城址
天守跡や福の井を見学
福井城は、徳川家康の次男・初代福井藩主・結城秀康が慶長11年(1606)に築城し、約270年間17代にわたり越前松平家の繁栄の舞台となった名城。築城当時は高さ37m・四層五階の雄大な天守閣が建っていましたが、大火で焼失。現在では石垣と堀の一部だけが残るのみですが、広大な堀の姿からも、当時の規模をうかがい知ることができます。また、福井の名の起こりとなったという「福の井」と呼ばれる井戸跡が天守台下にあります。
- 住所
- 大手3
- 電話番号
- 0776-20-0252
- 営業時間
- 見学自由
- 休業日
- 無
福井市立郷土歴史博物館
福井藩主松平家の資料を所蔵
福井藩主であった松平家の資料を中心に、城下町の暮らしぶりや戦災、震災などの資料を常設展示しています。福井城本丸や九十九橋の復元模型やCGを使った展示なども見どころです。さらに、江戸時代の衣服や道具を体験できる「へんしん越前屋」では江戸時代の衣服や道具を体験することもでき、楽しみながら歴史を学ぶことができます。
館外北側にある展示「福井城舎人門遺構」は、建築前に見つかった堀や土塁の遺構とともに復元されています。
- 住所
- 宝永3-12-1
- 電話番号
- 福井市立郷土歴史博物館 0776-21-0489
- 営業時間
- 9:00~19:00(3月1日~11月5日)*ただし入館は18:30まで
9:00~17:00(11月6日~2月末日)*ただし入館は16:30まで - 休業日
- 年末年始(12月28日~1月4日)と展示替えによる臨時休館日。
名勝 養浩館庭園(旧御泉水屋敷)
福井駅から徒歩圏内、福井藩主松平家の別邸を復元した回遊式林泉庭園
養浩館は福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称されていました。庭と密接な関連の基に建造された池の周囲の書院建築の数々と、広大清澄な園池を主体とした回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)は江戸中期を代表する名園の一つとして広く知られていました。
福井大空襲で建造物が焼失しましたが、昭和57年に国の名勝に指定されたことが契機となって、文政6年の「御泉水指図」により近年、整備が行われました。現在では、建造物・池だけでなく玉砂利・石組・樹木も四季折々に風趣が漂い、庭園の趣を楽しめます。
米国の専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン」による日本庭園ランキングでも上位に選ばれる名勝。
- 住所
- 宝永3-11-36
- 電話番号
- 福井市立郷土歴史博物館 0776-21-0489
福井市文化振興課 0776-20-5367 - 営業時間
- 9:00~19:00(3月1日~11月5日)*ただし入館は18:30まで
9:00~17:00(11月6日~2月末日)*ただし入館は16:30まで - 休業日
- 無休。ただし年末年始(12月28日~1月4日)を除く。
10分
内堀公園
福井城址のお堀沿いにひっそり佇む歴史スポット
福井城址のお堀の側にある小さな公園。本丸復元図や福井城下の歴史がわかる説明書き、安政5年(1858年)冬に横井小楠と由利公正が一緒に九州へ旅立つ姿を表現した像が設置されています。
- 住所
- 大手10
- 営業時間
- 見学自由