明道館跡

福井藩の学校があった地

福井藩主松平春嶽が日本を背負って立てるような人間を育て上げる目的で安政2年(1855)に建てた藩の学校です。

安政4年(1857)1月に橋本左内が学監心得(今でいう校長)に任ぜられ、明道館の改革が始まりました。橋本左内は福井城下4箇所に子供たちのための塾と武芸の稽古所をつくり、藩内の道場を全て明道館に併合。また法律学校を新設し、欧米の優れた学問を広く学ばせようと進めました。

明治2年(1869)には、場所を福井城内に移転し、名前も「明新館」と改めます。その後、旧制福井中学校、福井尋常中学校、そして現在の福井県立藤島高校へとつながっています。

現在は、明道館のあった跡地、ビルの片隅に小さな石碑が建っています。 

基本情報

住所
福井県福井市大手3-4-1
営業時間
見学自由
明新館の移転場所
移転後の明新館、旧制福井中学校は、明道館の碑よりも北東の位置に建っていました。
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