南陽寺跡庭園
特別名勝一乗谷朝倉氏庭園南陽寺跡庭園
南陽寺は朝倉氏一族により創建されたと伝えられる尼寺です。仏殿とされる建物と庭園が確認され、庭園は特別名勝に指定されています。約5,000㎡の規模であり、当時は「北国でも類稀」といわれたほどでした。
永禄11年(1568年)春、朝倉5代目朝倉義景は、当時一乗谷に来ていた足利義昭(後の15代将軍)をこの南陽寺に招き「観桜宴(かんおうのうたげ/桜を楽しむ歌会)」を盛大に開催しもてなしました。
義昭は一芸のある者に芸を披露するよう呼びかけ、仁木義政が義景に真柄直隆・隆基父子を推薦しました。直隆は下僕8人で運んできた「太郎太刀」(長さ9尺5寸=約285㎝、柄は2尺=約60㎝)、下僕6人で運んできた「次郎太刀」を左右の手に持ち、数回も振り回しました。これを見ていた人々は舌を巻くほど驚いたといいます。
- エリア
- 一乗谷・永平寺エリア
基本情報
- 住所
- 福井県福井市城戸ノ内町
- 営業時間
- 見学自由
- 駐車場
- あり
- 駐車場:備考
- 一乗谷朝倉氏遺跡の駐車場をご利用ください。駐車場から庭園までは距離があります。