朝倉景鏡館跡

朝倉景鏡の館があったと伝わる場所

 当地は「一乗谷古絵図」によれば、朝倉式部大輔景鏡(あさくらしきぶのたゆうかげあきら)の館があったところと推定されています。景鏡は朝倉氏最後の城主義景の従兄弟にあたり、朝倉一族の中でも特に地位が高く、大野郡司も務めていました。屋敷の南北には外堀と土塁がめぐり、敷地の規模は5000㎡以上と推定され、朝倉義景館に次ぐ広さです。

 発掘調査では礎石建物、土塁、濠等が検出されました。

 遺物では地鎮具が発掘されています。越前焼の小壺の中に銅製の仏花瓶が納められており、中には米、麦、ゴマ、金泥を塗った杉の小枝、琥珀などが入っていました。天目茶碗の出土量も多く、また北の濠跡からは、尺八の一種である一節切が出土しています。

(引用元:解説版)

基本情報

住所
福井県福井市城戸ノ内町
営業時間
見学自由
アクセス
JR越美北線一乗谷駅から徒歩16分(1.1km)
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