真柄十郎左衛門直隆誕生の碑

平成3年に建てられた真柄十郎左衛門直隆の碑石

「十郎左エ門奉賛会」により平成3年に建立された真柄十郎左衛門直隆の碑石です。


 昔この辺りを眞柄の庄と言った。そのころ

日本一の大太刀(総長三米弱)を度々の実践

に使用して剛力無双の名をほしいまゝにした

眞柄十郎左エ門直隆という豪傑がいた。

越前国主朝倉義景の客将として活躍していた。

 流れ公方義昭公を迎えて一乗谷 南陽寺で

の観桜宴の席上で得意の武芸を披露すること

になった眞柄十郎左エ門は、足軽八人で担ぎ

だされた太郎太刀と足軽六人で担ぎだされた

次郎たちを左右の手に、頭上で振り廻すこと

数度だったという。また、嫡子十郎太郎隆基

も無類の怪力ぶりを発揮して並いる人々の絶

賛を浴びたという。  「朝倉始末記」より

 近江の浅井氏を救援のため、徳川軍と決戦

その剛刀は一振りごとに敵兵十人を撫斬りに

したといわれたが遂に力尽きて父子ともども

元亀元年六月二十八日、壮烈な戦死を遂げた。

人は、死に場所に花を咲かせてこそ名を残す。

今も史上に名高い「姉川の合戦」のことである。

興徳寺住職   白井喜道

平成三年九月

十郎左エ門奉賛会建立

基本情報

住所
福井県越前市真柄町
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