明智資料館(東大味歴史文化資料館)

更新日時: 2021年5月13日(木)

一乗谷・東郷 歴史・文化 観光・体験

〒919-0312 福井県福井市東大味町

館内では明智光秀と東大味地域との関わりなどをパネルで紹介しています。入口には、明智家の家紋「水色桔梗(ききょう)」の陣幕が飾られている。

明智光秀と一乗谷

明智光秀の生い立ち

光秀は室町時代に美濃国(岐阜県南部)の守護を務めた土岐市の一門で、享禄元年(1528年)明智城(岐阜県可児市)にて明智光綱の子として出生。天文12年(1543年)に元服した後、妻木城主の娘熙子(ひろこ)と結婚。弘治2年(1556年)美濃の実験を握っていた斎藤家の内紛に巻き込まれ、敗者方についた光秀は美濃を追われ、越前に逃れたという説がある。

 

明智光秀と朝倉義景

越前では、常念寺(福井県坂井市)の門前に際しを仮寓させ、旅に出て文武両道をみがき、特に堺では火縄銃の技術を習得。加賀の一向一揆が越前に襲来した際、光秀は朝倉軍に与し、勝利に貢献。これを機に、朝倉義景に鉄砲指南役として仕官したという説がある。一乗谷朝倉館の大手筋にあたる東大味(福井市)に5年間住み、ここで娘、玉(ガラシャ)が生まれたとされる。

朝倉義景の館があったとされる一乗谷朝倉氏遺跡 朝倉館跡(福井市城戸ノ内町)

明智光秀と足利義昭

永禄10年(1567年)に、朝倉義景に上洛の協力を求めて足利義昭が一乗谷を訪れ9か月間滞在。光秀は、義昭の家臣・細川藤孝を通じて、義昭にも仕えるようになる。

足利義昭は細川藤孝を取次として尾張の織田信長との間で、京都復帰に向けた交渉を進め、光秀も藤孝の下で信長との交渉を担う。永禄11年(1568年)7月、義昭は信長を頼って美濃に移り、藤孝、光秀もそれに従った。同10月、信長は義昭を奉じて上京し、義昭は室町幕府の15代将軍に就任。光秀も京都に入り、ここから歴史の表舞台に登場することになる。

その後、義昭と信長の関係が悪化し、元亀4年(1573年)義昭は信長に対し挙兵するが、藤孝と光秀は義昭を見限って信長につき、義昭は降伏。ここに室町幕府は実質的に滅亡した。光秀は信長の家臣として軍事、内政に活躍し重臣に抜擢され、近江(坂本城)と丹波(亀山城)に領地を与えられる。

 

明智光秀と一乗谷攻め

元亀元年(1570年)、信長に従い、朝倉攻め(金ヶ崎の戦い)に参戦。光秀は越前に住んでいたことから地元の地理に明るく、窮地に陥った信長軍を無事に撤退させた。

天正元年(1573年)、2度目の朝倉攻めに参戦、一乗谷は焼亡し、朝倉氏が滅びる。

天正3年(1575年)、信長に従い、朝倉氏滅亡後の越前似て、一向一揆攻めに参戦。

 

二通の安堵状

天正3年(1575年)信長の命を受けた柴田軍等が越前一向一揆掃討作戦を行った際には、府中(越前市)を中心に、全ての家々を焼き払い、数万の人々を皆殺しにした。このような悲惨な状況の中、光秀は柴田勝家・勝定に依頼して西蓮寺(福井市東大味町)に対して二通の安堵状を出させた。それは自分がかつて住み、家族が親しく過ごした東大味の住民たちを特別に保護し、この地を戦禍から逃れさせるためであった。この二通の安堵状によえい、東大味の住民は、戦火・無差別殺害、移転使役を免れたと伝わる。

 

明智光秀と東大味町

光秀の屋敷跡と伝わる場所に、「あけっつぁま」と呼ばれる小さな祠・「明智神社」があり、中には高さ13cm程の木彫りの光秀坐像が祀られている。この木像は東大味町の3件の農家が「生きているのは光秀公のおかげ」と、光秀の像を密かに400年以上守り続けてきたと伝えられている。

祠は明治19年(1886年)にこの農家の発願で建立された。光秀が柴田勝家・勝定に依頼して出させた安堵状によって東大味は戦禍から救われたが、その後光秀は戦乱の世の中で主君織田信長を討ち、秀吉に敗れ「逆臣」の汚名をきせられた。さらに、時代が進み、歴史上から光秀の評価が抹殺されることになった中で、光秀をを祀ることは許されることではなく、世の非難、中傷は絶えなかったとのこと。逆臣、裏切り者と称される光秀だが、約10年間身を置いた地、越前に感謝し、住民を思いやる姿こそが、光秀の本当の素顔なのではないだろうか。

明智神社

 

明智神社奉賛会と西蓮寺

近年、歴史的評価が変わり、400年もの長い期間、たった3軒で守られてきた明智神社の管理が町(区)に移管されることになり、全町民からなる「明智神社奉賛会」が組織された。毎年6月13日(明智光秀命日)に法要を営んでいる。

東大味の南西に位置する天台宗の古刹「西蓮寺」には、全国で唯一のものといわれる柴田勝家の御木像が安置され、柴田勝家・勝定から西蓮寺に出された「二通の安堵状」が家宝として残されている。

 

 

その他の情報

住所 〒919-0312 福井県福井市東大味町
電話番号 0776-20-5346
お問い合わせ 福井市おもてなし観光推進課
営業(開店)時間 見学自由
駐車場の情報 少し離れた場所に駐車場あり
公式URL https://9190312.jimdofree.com/

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