福井市観光公式サイト【福いろ】

磯遊びとは、海の岩場や浅瀬で生物を観察したり、貝や石を拾ったりする海遊びのこと。岩場が続く福井の越前海岸は、まさに磯遊びの好スポットと言えます。

子ども向けに海の生き物教室を開催するなど、海の生態に詳しい「くにみクラゲ公民館」の館長田中さんに、どんな生き物が生息しているかお話を伺いました。

磯遊びの方法が分かったところで、次に気になるのは事前の準備。

【服装】

まず、磯遊びにふさわしい服装はこちら。

ちなみに、取材中に出会った少年たちは、磯遊びにピッタリの服装で遊んでいたので、ぜひ参考にしてみてください。

◇軍手

尖った岩場で思わぬケガをしたり、毒のある生き物に直接触れないよう、軍手をはめる

◇帽子

直射日光を遮るため帽子は必須。

◇濡れてもいい靴

滑りにくく速乾性の高い素材の履物。サンダルは滑りやすく、岩場では危険。

◇濡れてもいい服

日焼けや擦り傷防止のため、速乾性に優れた長袖を着用しよう。

◇ライフジャケット

海が急に深くなった際など、命を守るために必要。小さな子どもには必ず着用を。

【磯遊びの持ち物】

◇バケツ、虫かご

とった生き物や拾ったものを保管。百円均一ショップやホームセンターで購入可。

◇網

魚を捕るために必要な網。釣具屋で購入可。

◇日焼け止め

日焼け対策は必須。ウォータープルーフを推奨。

◇水筒

こまめに水分補給を。凍らせたペットボトルは、保冷剤代わりにもなる。

◇真水入りのペットボトル

体についた砂や汗を流したり、手を洗うための水。飲み水とは別に用意。

◇ビニール袋

濡れた服や靴を入れる際に。

◇救急セット

岩場でケガをした場合に備えて、絆創膏や消毒液などがあると安心。

▼今回登場する磯遊びスポット等は、こちらをチェック。

海水浴や磯遊びで地元の人はもちろん、県外客も多く訪れる亀島園地は、イチオシの磯遊びスポットです。

潮が引く干潮の時間帯には、亀島まで徒歩で渡ることもできます。

◇磯遊びスポット

亀島園地で磯遊びできる場所は、大きめの石が並ぶ磯辺と、細かな石が並ぶ磯辺の2カ所。

生き物を発見できる絶好のスポットで、取材時にはタコを見つけた人もいました。

細かな石の磯辺は比較的波が穏やかなので、磯遊びデビューの人にもオススメです。

◇周辺設備

国道305号線から海の方へ曲がり細い道を抜けると「亀島園地」の看板があり、看板の隣が無料駐車場になっています。（写真1、2枚目）

無料駐車場は磯辺から近く便利ですが、停められる台数は少なめ。

近くに地元の人が管理している有料の駐車場があるので、予約しておくとベストです。

また亀島園地の公衆トイレは、トイレットペーパーが常備され綺麗に保たれています。手洗い場もあり、真水も使えます。（写真3，4枚目）

亀島園地までは狭く急な斜面が続きます。初めての人は、事前にナビや地図でルートを十分に調べてお出かけを。

国道305号線沿いにある、料理旅館「一丁来」付近の浅瀬はアクセスしやすく、見通しもよいため、
小さなお子さんも安心して遊べるスポットです。訪れる際は、大きな看板が目印になります。

◇磯遊びスポット

岩場が続き、比較的浅瀬になっているので、生き物探しや貝拾いに最適です。

駐車場から磯辺へと降りる階段は、「看板付近」と「公衆トイレ側」の２通りあります。

「公衆トイレ側」は草木が生い茂り足場が悪いため、「一丁来の看板付近」から降りることをオススメします。3枚目の写真は、看板付近から降りるの道です。

◇周辺設備

広々として停めやすい駐車場は有料です。
公衆トイレもあり、福井県の花である越前水仙が描かれています。

ゴツゴツした岩が連なる軍艦岩の周辺は、①アクセスの良さ　②駐車場の停めやすさ　③整備されて歩きやすい足場　の三拍子が揃った絶好の磯遊びスポットです。

◇磯遊びスポット

駐車場にある公衆トイレの先に進むと、軍艦岩への足場が整備されています。

海に向かって右手側にある階段を降りると、海はすぐそこ。

足場はコンクリートで整備されており平坦なので、

つかまえた生き物を入れるバケツを置きながら磯遊びが可能です。

軍艦岩でも磯遊びができますが、大きくゴツゴツしているので、小さな子どもさんは特に注意が必要です。

◇周辺施設

公衆トイレと同じ場所に、無料駐車場も整備されています。

丸い屋根の公衆トイレが見えてきたら、軍艦岩の目印です。

①　天候と潮位を確認する

磯遊びにオススメの時間帯は、水面が最も低くなる「干潮」時。スマホで天気予報や潮見表を確認し、当日の天候を把握しておきましょう。
晴れていても急に天候が悪くなる場合があるので、天気予報をこまめにチェックしつつ、風が強くなった場合は中断することも必要です。

②　毒のある生き物に注意

8月は毒を持つクラゲが発生しやすい時期。オニオコゼなど、毒を持った危険な生き物も日本海には生息しています。
もし刺された場合に備えて、近くの病院の場所と連絡先をあらかじめ調べておき、万一の場合の対処法をシミュレーションしておけば、落ち着いて対処できます。

③　密漁は禁止！

アワビやウニ、ワカメなど、一部の生き物を持ち帰ると密漁となります。漁業権に注意して、持ち帰ってよい生き物か必ず確認しましょう。持ち帰る場合はきちんと責任を持って飼育できる場合に限ります。

④　ゴミは持ち帰る

公衆トイレが設置されていたり、水道が使えたりするなど、磯遊びスポットが整備されているのは、地元の人たちや市町が管理し、清掃してくれているおかげ。

また、近年は海洋に流出するプラスチックが海の生態系に与える問題がクローズアップされています。出したゴミは必ず持ち帰り、環境や地域の人に配慮して磯遊びを楽しみましょう。

⑤　準備をしっかり！

越前海岸沿いはコンビニなどの店舗が少ないので、あらかじめ買い出しを済ませて出かけるのがベター。熱中症対策には、十分な飲料を準備しておくことが大切です。

いかがでしたか？

磯遊びを最大限に楽しみ、安全に遊ぶためには、

事前知識と十分な準備が大切です。

しっかり準備をして、きれいな福井の海で夏のレジャーを楽しんでくださいね！