千代鶴神社
越前打刃物の祖 刀匠 千代鶴国安を祀る
昭和7年(1932年)に建てられた、越前打刃物の祖 千代鶴国安を祀る神社です。
千代鶴国安は良質の水を求めて諸国をめぐり、南北朝の動乱の前後(1337年前後)にこの地に移り住んだと言われています。
千代鶴国安は気に入った刀が出来るごとに砥石を削り狛犬を作り、「千代鶴の池」に沈めたという言い伝えが残っています。この「千代鶴の池」は今も千代鶴神社境内に残り、昔は清水が湧いていました。国安はこの池の畔に住居を構え、この水を使い刀剣を鍛えたと言い伝えられています。池は約1.8mの深さであり、四方を石垣で囲われ、かつては水深約0.3mでした。昭和7年、地元の武生町並木区(現 越前市京町2丁目、若松町)の人たちによって池の掃除が行われた際、池の底から石製狛犬10個余りと刀剣一振が引き上げられました。
2022.6.1 福井新聞オンライン「刀匠が池に沈めた伝説の狛犬、3体現存し残りはどこに 福井県の越前打刃物産地が情報募る」
- エリア
- 鯖江・越前たけふエリア
基本情報
- 住所
- 福井県越前市京町2-4-13
- アクセス
- JR武生駅から徒歩10分/北陸自動車道武生ICから車で10分