渡邊洪基 生誕の地

東京大学初代総長 渡邊洪基の生誕地

弘化4年(1847)、府中善光寺通り(現越前市京町二丁目)に渡邊静庵(医者)の長男として生まれました。

10歳の時、「立教館(りっきょうかん)」に入学、その後、福井・江戸にて漢学・医学・理科・英語・政治や兵術等を学びました。

明治維新後、大学・外務省などに勤務して、諸条例の制定・改定に参画しました。その間明治4年(1871)22歳の時には岩倉具視らに随行して欧米の視察に出かけました。同18年(1885)東京府知事・翌19年(1886)には39歳で東京帝国大学初代総長となり、同23年(1890)には特命全権大使としてオーストリアに駐在しました。その後、衆議院議員・勅選貴族院議員などになりました。

洪基はたびたび郷里に帰り、国事のみでなく、郷土の発展にも尽力しました。教育、法制、行政、外交とその活躍範囲は広いものでしたが、漢学についても素養があり、多くの漢詩を残しました。

基本情報

住所
福井県越前市京町2-1-1
アクセス
武生駅から750m(徒歩11分)
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