稲荷神社(福井市西中野町(福井市鶉地区))

稲荷神社にあった御神体は北海道上砂川町の鶉神社に

福井市鶉地区(旧福井県鶉村)と北海道の上砂川町とは歴史的にゆかりが深く、明治32年に福井県鶉村の山内甚之助氏他8名の開拓者が入植し、現在の上砂川町の鶉本町生活館付近に鶉農場を開拓したことが上砂川町の発祥となっています。上砂川町が開拓地として認められたのは、明治31年に北海道長官となった、同じく福井県鶉村出身の杉田定一の働きかけによるものでした。

上砂川町開拓の祖である山内甚之助氏は故郷の鶉を偲び、開拓地を鶉村と名付け、今でも「鶉」の名がつく場所があちらこちらに残っています。

これらの縁から、福井市鶉地区と上砂川町との間では小中学生による交流事業が行われています。


かつてこの稲荷神社にあった御神体は、現在は北海道上砂川町鶉本町にある鶉神社に移されたため、稲荷神社には御神体が入っていた石逗子のみが残っています。(御神体がある上砂川町の鶉神社には、山内甚之助氏の功績を称える「開拓記念碑」が建っています。)


稲荷神社境内にあるタブノキは樹齢300年を超え、「福井県の巨木ベスト100」に選ばれています。

動画

基本情報

住所
福井県福井市西中野町4-28
備考
動画「砂川町と鶉地区の交流」は5:35から稲荷神社が登場。
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