まつや地蔵

大蛇に嫁入りした娘のことを悲しんだ父親がそれを悲しんで建てたと言われる地蔵。

旧北陸街道沿いに、同様の地蔵が何か所か現存している。


松屋のびんづけ 『福井県の伝説』より

丸岡町(坂井市丸岡町)に松屋という商人がいました。ある日、松屋の娘のお絹は父とともに出かけ、

長屋橋(坂井市坂井町)にさしかかったところ、美しい青年が立っていました。青年は「その美しい娘さんを私の

妻にもらえないでしょうか。もし、妻にくださるならば、千金の富を得る商いをお教えしましょう。」というので、

彼の妻になることを決めました。祝言を挙げた後、青年は「私は長屋橋の渕にすむ大蛇である」と打ち明けました。しかし、どうすることもできず、泣く泣く両親はお絹に別れをつげました。青年は見るも恐ろしい大蛇となり、お絹と

ともに淀んだ渕に沈んでいきました。

大蛇は「びんづけ油」の製法を教え、松屋でこれをつくって売ると店は大繁盛しました。お絹の両親は娘の供養に

長屋橋のたもとや、街道の寂しいところにお地蔵様を建てたのでした。


基本情報

住所
福井県坂井市春江町正蓮花
営業時間
見学自由
ページトップへ