藤野厳九郎記念館

魯迅の恩人「藤野先生」が晩年に暮らした家

この記念館は、昭和58(1983)年あわら市(旧芦原町)と中国の浙江省紹興市との間で締結された友好都市を記念して、藤野家遺族から三国町宿にあった旧宅を寄贈されたもので、芦原温泉開湯100周年の昭和59(1984)年7月に「藤野厳九郎記念館」としてあわら市文化会館横に移築されました。さらに、平成23(2011)年には、同年整備された、あわら温泉湯のまち広場に移築されました。


藤野厳九郎は、解剖学教授として周樹人(魯迅)と師弟の交わりのあった仙台医学専門学校(現東北大学医学部)を辞して以来、主として生まれ故郷である本荘村(現あわら市)下番に住み、医師として診療に当たりましたが、昭和8(1933)年から逝去した昭和20(1945)年までの12年間は、文夫人と三国のこの家で暮らしました。


記念館内の資料室に展示してある書籍、医療器具、 書簡など多くの遺品は、藤野厳九郎の人柄を知る上で、たいへん貴重なものです。


「藤野厳九郎記念館」は登録有形文化財(建造物)に登録されています。

基本情報

電話番号
0776-77-1030
住所
福井県あわら市温泉1-203
営業時間
午前9時~午後6時
定休日
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
料金
大人(大学生以上)210円
団体(20名以上)168円

ただし、高校生以下の人身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳もしくは療育手帳の交付を受けている人については無料です。
アクセス
北陸自動車道金津ICよりお車で20分
あわら湯のまち駅より徒歩1分
駐車場
あり
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