城福寺

国の名勝に指定された江戸中期の庭園

真宗出雲路派の寺院で、庫裡の南側に庭園があり、国の名勝に指定されています。日野山系の山並みを借景とした山水庭園で、萱葺の茶室「雲山亭」と小間の茶室「一相庵」があります。左方奥部の推定樹齢400年の柊の大木の下の小築本に尊石が据えられています。

城福寺は平清盛の異母弟である平頼盛(たいらのよりもり)の長男・保盛が鎌倉時代に開いたと伝わります。平頼盛の母は源頼朝の命を救った池禅尼(いけのぜんに)であり、この一族だけは平家一門が源氏方から都を追われた後も、頼朝に保護され都に残りました。保盛は越前にて出家し、平家一門の菩提を慰めるために城福寺を建立したと伝わります。

基本情報

電話番号
城福寺 0778-27-1773
住所
福井県越前市五分市町11-26
料金
500円(予約のみ)
アクセス
JR武生駅から車で20分/北陸自動車道武生ICから車で10分
城福寺の花筐桜
境内入口にある高さ10mのしだれ桜は「花筐(はながたみ)桜」と呼ばれ、越前市を代表する名木です。見頃は例年4月上旬
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