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越前打刃物【国指定伝統的工芸品】

約700年の歴史を持つ火造り鍛造

■越前打刃物とは?

約700年前に、京都の刀匠・千代鶴国安が刀剣制作のための良質な水を求めて府中(現在の福井県越前市)にたどり着き、近隣の農民のために鎌を作ったことが起源とされています。以来、越前鎌は江戸中期から明治期まで全国有数の生産量を誇るなど、武生(越前市)は、農業用刃物の産地として栄えました。現在は独特の工法で包丁、鎌、鍬などといった製品、とりわけ用途に応じた機能性と形を追求した製品を生み出しています。


■現在に続く越前打刃物

約700年も前から続く越前打刃物の特徴は、火作り鍛造技術と手仕上げです。鍛造技術とは、鋼を斜めにつぶす「廻し鋼着け」や刃を2枚重ねて叩き延ばす「二枚広げ」などで、日本古来の技術が継承されています。 過去は、鎌や鍬などの農作業用刃物が中心でしたが、近年では包丁やナイフが有名です。和食・洋食ジャンルを問わず、国内外の著名な料理人に愛用される逸品として知られ、刃先を入れれば、それほど力を入れなくてもスーッと滑らかに切れていくこともあり、ナイフなどカトラリーとしても定評があります。

デザイン性に優れたカスタムナイフも人気で、ファンが増加しています。

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動画

基本情報

住所
福井県越前市
越前千代鶴の館
国の伝統的工芸品に指定される「越前打刃物」、その開祖「千代鶴国安」が越前府中に移住したのが約700年前。その千代鶴の名にあやかり、越前打刃物の技術継承、後継者育成などを図る振興施設が「越前千代鶴の館」です。
越前打刃物会館
越前打刃物は今も日本古来の火づくり鍛造技術、手仕上げを守り続けています。ここでは、越前打刃物の700年の歴史と製造工程をパネル展示やビデオで紹介。近年の名工がつくった製品も展示され、研ぎ澄まされた刃物には美術品の風格さえ感じられるようです。
タケフナイフビレッジ
タケフナイフビレッジは13社の刃物会社が集まる越前打刃物の共同工房で、鍛冶や研ぎ職人の作業風景を無料で見学できる、全国でも珍しい産業観光総合施設です。越前打刃物の歴史紹介パネルや道具の展示のほか、2020年8月にOPENした新館では、ナイフや包丁、鎌などの刃物を現地価格で購入可能。予約制で体験教室も開催しています。
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