あべかわ餅

銘菓

福井では、あべかわ餅は夏の風物詩。土用の丑の日には、精をつけるために「う」のつく食べ物や黒いものを食べる「食い養生」で無病息災を願います。この日にいただく餅菓子を「土用餅」といいますが、福井ではあんころ餅ではなくあべかわ餅が定番になっています。 福井のあべかわ餅は、その朝つきたての白餅を黒蜜ときな粉でいただく、全国的にも珍しい食べ方。餅の形は丸型だったり、三角だったり店によってさまざまですが、餅が見えないほどたっぷりの黒蜜ときな粉をかけます。ミネラルが豊富な黒砂糖と栄養価の高いきな粉、エネルギー補給に適した餅の組み合わせは、体力が落ちる夏場にぴったりです。現在では年間を通して作る店が多く、普段のおやつとしても親しまれています。賞味期限が短く地元でしか味わえない「こびり」です。