
白い衣を身にまとう気品に溢れた大野富士
大野市のシンボルとも言える「荒島岳(標高1,523m)」。
福井県唯一の百名山であるこの山は、泰澄大師によって開山され信仰の山として古くから崇められてきました。
大野の盆地から見るその富士山のような姿から別名「大野富士」という愛称でも親しまれています。
魅力のひとつとしてブナの原生林があり新緑から紅葉の時期まで非常に美しい姿を見せてくれますが、今回は雪の降り積もったその荘厳な山容を大野市側から撮影してきましたのでご覧ください。
天空の城と呼び名の高い「大野城」まで登り、ここから大野市街を挟んで越前富士にレンズを向けてみました。
天守閣付近には可愛らしい先客が特等席で越前富士を眺めていました。
この日は昨夜降り積もった雪と10日ぶりの晴れ間で美しい情景が見られました。
新雪&晴天という北陸地方では滅多にない最高のコンディションで木々もキラキラと美しく輝いています。
枝からの雪解け雫も朝の陽の光で艶やかに滴ります。
厳しい戦国時代を生き抜いた武将「金森長近」の像も久しぶりの太陽に微笑んでいるように見えますね。
朝の早い時間は大野盆地に高確率で霧が立ち込みます。
麓の市街とそびえ立つ山々が一体化しているように見えるこの情景も神秘的ですね。
雪の降り積もった大野市はフォトジェニックなスポットが沢山。
ぜひ冬の時期にも足を運んでみてください。
photo & written by みついしんたろう