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【ローカル線で行く】途中下車でまったり観光♪福井「えちぜん鉄道」レトロ&まったり旅

福井には、”えちてつ”との愛称で親しまれるローカル線「えちぜん鉄道」があるのをご存知ですか?

JR福井駅を起点に「勝山永平寺線」と「三国芦原線」の2つの路線がある「えちぜん鉄道」。のどかな車窓をのんびり楽しめるのはもちろん、沿線上にはレトロで味わいのある駅舎やカフェも点在していることから、女子旅や一人旅の観光コースとしても大人気!

そこで今回は、「えちぜん鉄道/勝山永平寺線」で巡りたいレトロ旅におすすめの観光スポットをご紹介します。


ライター:福いろ編集部(2021~2022)
福いろ編集部(2021~2022)
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【ローカル線で行く】途中下車でまったり観光♪福井「えちぜん鉄道」レトロ&まったり旅

1. えちぜん鉄道に乗って、いざ勝山駅へ!

今回旅の出発地点となる「えちぜん鉄道 福井駅」は、JR福井駅と隣接されており、駅までは徒歩1分ほど。

「えちぜん鉄道 福井駅」では、2018年6月から「えちぜん鉄道」専用高架での運行が開始。それに伴い、「えちぜん鉄道 福井駅」も新しく生まれ変わりました。

駅構内には、「恐竜王国福井」らしく恐竜のモニュメントが。ベンチに座った白衣姿の恐竜と一緒に写真を撮れる、人気のフォトスポットです。

えちぜん鉄道」の路線は以下の2つ。

①芦原温泉や東尋坊などの観光スポットがある「三国芦原線」

②永平寺や福井県立恐竜博物館などの観光スポットがある「勝山永平寺線」

今回は「勝山永平寺線」に乗って、終点の勝山駅まで向かいます。


さっそく切符を購入するのですが、「勝山永平寺線」を利用する場合、福井駅から勝山駅までの切符を購入すれば、松岡駅と永平寺口駅のみ途中下車が可能!これは知っておくとお得ですよ。また、土・日・祝日はえち鉄全線一日乗り放題になる「一日フリーきっぷ*」もあります。*大人(中学生以上)1,000円、こども(小学生)500円

ちなみに「えちぜん鉄道」では、改札口で駅員さんが1枚ずつ切符にパンチを入れてくれます。「懐かしい~」と記念にパシャリ。なんだかホッコリとした気分になりますね。

2. 映画に出てきそうなレトロ駅舎「松岡駅」

まずご紹介するのは、福井駅を出発して約20分ほどで到着する「松岡駅」。

まるで映画のワンシーンに出てきそうなレトロでおしゃれな「松岡駅」の駅舎本屋は、国の登録有形文化財に指定されています。

昭和8年頃に建てられたこの駅舎は、外観もステキですが、待合室や役務室など往時のまま現存している駅舎内も魅力的。慌ただしい日常とはかけ離れた、穏やかでゆったりとした時間が流れています。

待合室のベンチに座って電車を待っている時間でさえ、特別な旅の思い出になりそう……♪

3. 温かいおもてなしに癒やされる♪「茶まのOMOTENASHI」

「松岡駅」からちょっと足をのばして、徒歩5分ほど。続けてご紹介するのは、静かな住宅街の中にある「茶まのOMOTENASHI」です。

「茶まのOMOTENASHI」は、大正14年創業の老舗酒店「勝山酒店」が、店舗の半分をリノベーションしてオープンしたカフェ。

レトロで落ち着いた雰囲気のカフェスペースには、「ゆっくり過ごしてほしい」というオーナーの想いが込められています。

おすすめは、「茶まのOMOTENASHIコーヒー」(550円)。コーヒー、酒粕を使った手作りクッキー、さらにおかわり用のコーヒーがセットになっており、すべて九谷焼の鮮やかな器で提供してくれます。

おかわり用のコーヒーは、熱したコーヒー豆の上で飲む直前まで温められるので、2杯目でもおいしい状態で味わえますよ。


一人で物思いにふけるも良し、気さくなオーナーとのお喋りを楽しむも良し。一度訪れたら、きっとお気に入りの場所になるはず。


基本情報

茶まのOMOTENASHI

<住所>福井県吉田郡永平寺町松岡薬師1丁目124

<TEL>0776-61-0368

<営業時間>11:00~17:00

<定休日>土曜日、日曜日、祝日


4. 静寂で厳かな世界に酔いしれる「永平寺」

続けて立ち寄りたいスポットは、「永平寺口駅」から京福バスで約15分、曹洞宗の大本山「永平寺」です。

「永平寺」は、道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場で、寛元3年に建立されました。700年以上の歴史と伝統を受け継ぐ「永平寺」の修行は、禅宗の中で最も厳しいと有名で、今も修行に打ち込む修行僧の姿を垣間見ることができます。

見どころは、大広間の天井に230枚の花鳥彩色画が施された「傘松閣(さんしょうかく)」。別名「天井絵の大広間」と呼ばれています。著名な画家144名の作品が敷き詰められた天井は、思わず息を飲むほどの美しさ。フォトジェニックな撮影スポットとしても人気です。

また、広大な敷地の中に70を超えるお堂と楼閣がある「永平寺」。「山門」や「仏殿」、「法堂」など主要な7つの建物(七堂伽藍)を結ぶ回廊も見逃せません。静寂の中にどこか懐かしさもあり、回廊から覗く趣ある中庭の景色も格別ですよ。

基本情報

​​​​大本山永平寺

<住所>福井県吉田郡永平寺町志比5-15

<TEL>0776-63-3102

<参拝時間>8:30~16:30 *季節により変更あり

<参拝料>大人 500円、中学生・小学生 200円


ちょっと寄り道・・・

  • 新しくオープンした朝倉氏遺跡博物館

ちなみに、永平寺から一乗谷朝倉特急バスに乗車すれば20分ほどで、福井市城戸ノ内町にある戦国時代の遺跡「一乗谷朝倉氏遺跡」にも立ち寄ることができます。

国の重要文化財・特別史跡・特別名勝に三重指定されている「一乗谷朝倉氏遺跡」。当時のままに再現された城下町の町並みも見応えがあります。戦国時代にタイムスリップしたようなレトロな気分を味わえますよ。

基本情報

一乗谷朝倉氏遺跡

<住所>福井県福井市城戸ノ内町28-37

<TEL>0776-41-2330

<開館時間>9:00~17:00(入場は16:30まで)

<休館日>無休 *12/28~1/4休み

<復原町並への入館料>大人330円

5. 終着地点のレトロ駅舎&カフェでまったり

最後は「えちぜん鉄道」終着地点でもある「勝山駅」のレトロなスポットをご紹介します。

大正時代に建てられた駅舎が魅力の「勝山駅」。駅のホームや待合室は、レトロで非日常な雰囲気を醸し出しており、映画のロケーション撮影にもよく利用されているそうです。

なかでも注目は、「勝山駅」構内にある喫茶「えち鉄カフェ」。駅舎の雰囲気に溶け込んだおしゃれで穏やかな雰囲気が、えち鉄マニアの間でも人気です。

自慢は、注文を受けてからサイフォンで1杯ずつ淹れるこだわりのコーヒー。パンケーキや季節のスイーツも人気です。訪れた日は、コロナ感染拡大特別警報の発令によりテイクアウトのみでの営業でしたが、普段は電車待ちの時間をのんびり「えち鉄カフェ」で過ごされる方が多いのだとか。

カフェには貴重な電車グッズも展示されており、また近くにある古い機関車「テキ6」も見学できるので、電車好きや歴史好きにはたまらない駅ですよ。


基本情報

えち鉄カフェ

<住所>福井県勝山市遅羽町比島34-2-7 えちぜん鉄道勝山駅構内

<TEL>070-1350-9357

<営業時間>10:00~17:00(L.O.16:45)

<定休日>土曜日、日曜日


6. 快適な旅をエスコート♪えちてつ”アテンダント”にも注目!

ところで「えちぜん鉄道」では、朝夕の通勤時間帯と日中の一部運行を除く各電車に、アテンダントと呼ばれる女性乗務員がいるのをご存知ですか?

アテンダントは、車内で切符を販売したり、沿線上の観光案内をしたり、また年配者や身体が不自由な方の乗降補助をするなど、さまざまな業務をされているそう。

「ご乗車ありがとうございます!」と笑顔でお客様を出迎えてくれるので、「えちぜん鉄道」の車内はいつでも温かくホッコリした雰囲気♪困ったことや分からないことがあれば、気軽に相談できるのが嬉しいですね。

また「えちぜん鉄道」は、車窓から見えるのどかな風景も魅力。ついボーッと眺めていたくなる、美しい田畑や川沿いの景色が広がっています。

アテンダントの心地よいアナウンスを聴きながら、景色を楽しむゆったりとした時間……贅沢すぎる♪

7. まとめ

「えちぜん鉄道/勝山永平寺線」レトロ旅で巡りたいおすすめスポットをご紹介しました。途中下車しながら、ゆっくり観光名所やお店を周れるのがローカル線の良いところですね。

今回は「勝山永平寺線」を巡りましたが、「三国芦原線」もレトロ旅にぴったりのスポットが盛り沢山!ぜひみなさんも「えちぜん鉄道」に乗って、福井の魅力をたっぷり味わってみてはいかが?

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